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黄金色に染まる 晩秋の上山

2006年11月10日
 上山市の晩秋を彩る風物詩といえば干し柿づくり。上質な果物の産地として知られる同市本庄地区で、今年も秋の日差しに輝く干し柿のカーテンがあちこちに飾られ始めた。
黄金色に染まる 晩秋の上山
 3日の文化の日、同市相生で果樹園を営む金子憲嗣さんも上段と下段の2段構造の「稲架(はせ)」に上り、紐で括った数珠つなぎの柿を一本一本下げる作業に追われた。
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 同地区は蔵王連峰と朝日連峰に囲まれた盆地に位置する。昼夜の寒暖の差が激しく、冷たい「蔵王おろし」が吹き降ろす場所で、干し柿づくりに絶好の条件を備える。
 稲架に下げた柿は2週間の日干しの後、さらに室内に持ち込まれ、練炭などを使った仕上げ乾燥が施される。表面に糖分の結晶である白い粉がふいてくれば完成。
 天日干しした柿にはビタミン群が生成され、これが渋柿だったとは思えないほどの甘くて栄養価の高い極上デザートに生まれかわる。
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 干し柿は昔から自宅用に上山の家々でつくられたものだが、戦後の食糧難の時期に珍重され、次第に商品化されていった。
 手間ひまをかける分、価格は高いもので1本(32玉連)5,000円から6,000円。それでも期間限定のこの「銘品」に全国から多くの注文が寄せられる。
 この日、金子さんが干した柿は「平核無柿(ひらたねなしがき)」。今後は上山が発祥とされ、より甘みがある「紅柿(べにがき)」の干し柿づくりが本格化する。