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大蔵村・肘折温泉/さんげさんげで謹賀新年

2008年1月11日
 出羽三山信仰に由来する湯治場の肘折温泉(大蔵村)で7日、正月の伝統行事「さんげさんげ」が行われ、白装束に身を包んだ行者らがほら貝を吹きながら「さんげー、さんげー。ろっこん、ざいしょー」と唱えながら温泉街を練り歩いた。
大蔵村・肘折温泉/さんげさんげで謹賀新年
 「さんげ」は、「懺悔」、「ろっこん、ざいしょ」は人体の六感から生じるけがれを指す「六根罪障」が語源とされる。
 肘折ではこれを唱えることで一年のけがれを払い、清らかな心で新年を迎えられるという言い伝えがある。
 その起源は古く、一説によれば1000年前に始まったとか。戦後に一時途絶えたが、地元有志が「さんげさんげを守る会」を発足させて1983年に復活したという。
 この日、地元住民は恒例の伝統行事に神妙な面持ちだったが、そうとは知らぬ観光客は「謎の白装束集団」の出現に目を白黒。だが温泉街を巡り終えた行者らからつきたての餅を振舞われ、最後は一様に表情を和(なご)ませていた。