ロイヤル化粧品代表 桃園 忠 氏
自家用ジェットで ふるさと山形へ──
──東根市の新工場におじゃましています。
東根工場 4月本格稼動
「新工場は大森西工業団地の敷地6000平方メートルを使っています。鉄骨3階建てで、床面積は3300平方メートル。既存工場は群馬県太田市にありますが、太田工場は物流拠点に衣替えし、東根工場を製造拠点にしていく計画です」
「化粧品メーカーというイメージを出すため、工場というよりオフィスビルの外観にこだわり、緑も多く取り入れました。雇用者は現在は25人程度ですが、本格稼動する4月末には40〜50人まで引き上げる予定です」
──天童出身ですか。
5年ごとに節目
「農家の3男坊ですよ。周囲は見渡すかぎり田畑で、集落は32軒。地元で中古車業やってみたり、県外で通信販売業をかじったりしましたけど、底流にあったのは『おら、こんな村イヤだ』(笑)」
「ロイヤル化粧品を設立したのは38歳の時で、江戸川区のマンションの一室でスタートしました。その5年後に同区の自社ビルに本社を移転、さらに5年後に太田市に工場を建設しました」
「その5年後に港区六本木に本社ビルを取得、5年後に山形工場が稼動する。今から振り返ると、5年ごとに節目があったような気がします」
──確かにデータでみると業績は右肩上がり。売上高は02年の76億円が06年には128億円!
商品開発力に自信
「商品開発力に尽きます。オリジナル商品として肌に害のない自然派化粧品を製造しており、これが消費者に受け入れられている。無店舗販売でコストを省いているのも特徴。販売は全国に2800超ある代理店が担当しています」
「国内だけでなくソウルやハワイに現地法人があり、海外にも販路が広がっています。今年は会社創立20周年にあたり、1.5倍の売上高達成を目指したい」
「私個人は1年の半分は仕事三昧ですが、半分はセカンドハウスがある豪州でリフレッシュするという生活。仕事はプライベートを楽しむためと割り切っています」
──山形への工場進出は「故郷に錦を飾った」格好ですね。
募る故郷への思い
「自己評価すると、ガキ大将がそのまま大人になったような人間です。山形を出たのは25歳の時でしたけど、都会暮らしが続くうち、歳を重ねるうち、山形への思いが募るようになりました」
「果物、そば、山菜、温泉…。矢も楯もたまらず、自家用ジェット機で仲間を山形に連れてくることもあります(笑)」
