民俗文化サークル「四方山会」会長 河合 克行 氏
次世代に伝えたい
民俗芸能・笠踊り──
──早くも花笠モードですね(笑)
6月から練習ざんまい
「結成して35年になる四方山会は正会員が150人、『ちびっ子四方山会』やその親御さんたちで構成する準会員を含めると250人近い集団です。われわれの踊りは尾花沢の5流派の踊りをもとに笠をクルクルと豪快に回す笠踊り。『魅(み)せる四方山、躍(おど)る四方山』をキャッチフレーズに、今年も花笠まつりを盛り上げたい」
負しています。8月上旬の本番に向け、6月から2時間半の練習を週2回、7月後半からは毎日練習。存在をアピールするための山車(だし)の製作にとりかかるのも6月から。青森の『ねぶた』から学んだ山車づくりは若手メンバーが寝食をともにする大作業です」
最初は4人でスタート
──話が前後しますけど、四方山会結成のいきさつを教えてください。
「東京の大学を出て、そのまま東京で就職したんですが、長男ということで山形市に戻りました。その年に仲間を作ろうと思って4人で四方山会を立ち上げたのがスタートです」
「もともと踊りに興味があったわけじゃなかったんだけど、手っ取り早く盛り上がるには祭りの踊りが近道かなと。それで尾花沢各地に行って笠踊りを学んでみたら、これが意外に奥深かった」
「それで、その年から笠踊りで花笠まつりに参加したんですが、正調の花笠踊りからみれば異端だった。各方面からクレームの嵐でしたが、私たちの踊りをみた沿道の観客が『おもしろい集団だ』って支持してくれた。このことが今に至るベースになっています」
初参加から「トリ」
――僕も四方山会、ダイナミックで大好きですけど、いつからパレードのトリを務めるようになったんですか。
「いつからも何も、異端だったから最初から最後尾ですよ(笑)。私は1番後ろで指揮してるんですけど、振り向けばいつも清掃車(笑)。まあ、トリという受け止め方をされるようになったという点では感慨深いものがありますけどね」
笠踊り、農作業に由来
──これからの方向性を聞かせてください。
「民俗芸能としての花笠踊りを全国に広げていきたいと思っています。われわれの笠踊りは農作業を由来にするもので、農耕民族である日本人のいわば原点ともいえる踊りです。次世代を担う全国、山形の子どもたちや若者に、このことを伝えていくことが四方山会の使命だと考えています」
