日本銀行山形事務所長 藤江 泰郎 氏
山形の真面目さ 波長が合います――
──いちおう、県内経済の動向からお聞きしますか(笑)
「ホントにやるんですか(笑) エー、全国的には緩やかな回復局面に入ったと言われていますが、山形はまだ出遅れていると。実際、経営者の方々からは厳しい声が返ってきます」
自然の恵みに感動
――ハイ、ありがとうごいました(笑)。ここまでの山形での生活、いかがですか。
「満喫してます。まず人間が暖かいし、真面目な人が多い。ボクも根は真面目(?)な方なので波長が合うんだなあ。あと何といっても自然が素晴らしい。温泉にしてもスキー場にしても食材にしても、東京だと簡単に手に入らないものが、山形だと手を伸ばせばそこにある」
「したいこと」がいっぱい
「だから夏はトレッキング、冬はスキーざんまい。日本酒学校に入学して蔵めぐりや利き酒を楽しんだり、各地のソバの名店やひなびた温泉地を巡ったり」
「単身赴任で家族を東京に残していますが、帰るのは3ヶ月に1度の全国支店長会議だけ。だって山形でやりたいこといっぱいあるから(笑)」
心配は「メタボ」
――ボクもでしたけど、そんな生活送ってるとバチが当たりますよ(笑)。
「体重が増えましたね。去年買ったスキーウエアが入らなくなった。ロータリークラブにも所属していて、そこで肥満気味の仲間と『メタボの会』なるものを結成したのですが、会合場所が焼肉屋とか焼き鳥屋だったり。それじゃ何にもならないよって(笑)」
異色の日銀マン?
――でも一般には堅いって思われがちな日銀マンのイメージを柔らかくしているのはエライ(笑)
「仕事柄、講演を多くこなしていますが、最低5回は笑いをとることを自分に課してます。本部からの指示は日銀の金融政策を正しく地域に伝えることですが、そんなの聴衆の誰も期待してませんって(笑)」
「名古屋支社時代、愛知万博のマスコット『モリゾー』の着ぐるみでイベントに参加した経験も。周囲からは『あんなヤツはいない』なんて言われましたけど、あれは賞賛の言葉なのか、さげすみの言葉なのか、いまだにわからない(笑)」
「去年からハマっているのが合唱。山形交響楽団の合唱団に入って、年末のコンサートに向けて日夜、練習を積んでいます。年内の金利引き上げ論議以上に、頭のなかは合唱でいっぱい(笑)」
――やっぱり、いつかバチ当たりますよ(笑)
