男性更年期障害(3)
2008年3月28日
今回は男性更年期障害の典型ともいえるEDのお話です。
ED(勃起障害)とは
今回は男性更年期障害の典型ともいえるEDのお話です。
「Erectile Dysfunction」の略で、日本語では「勃起障害」「勃起不全」と訳されます。性行為中に十分な勃起やその維持ができず、満足な性行為ができない状態のことを指します。
以前は「インポテンツ」という用語が使われていましたが、日本語では「不能」と訳され、軽蔑的な意味合いがあるため現在は用いられていません。
今回は男性更年期障害の典型ともいえるEDのお話です。
「Erectile Dysfunction」の略で、日本語では「勃起障害」「勃起不全」と訳されます。性行為中に十分な勃起やその維持ができず、満足な性行為ができない状態のことを指します。
以前は「インポテンツ」という用語が使われていましたが、日本語では「不能」と訳され、軽蔑的な意味合いがあるため現在は用いられていません。
ED患者の数は
40歳代は40%、50歳代は50%、60歳代は60%の男性がEDと報告されています
(表1)
。日本では約1130万人の男性がEDの悩みを抱えているとされ、決して稀(まれ)な病気ではないのです。
正常な勃起との違いは
正常な勃起には神経と血管が深く関わっています。性的刺激が脳内の勃起中枢を刺激することで、陰茎内にある海綿体の動脈が拡がり血液が流れ込みます。スポンジ状の海綿体は流れ込んだ血液で充満し、陰茎内の血液の圧力によって充血します。これにより下方に垂れていた陰茎は硬く大きくなり、勃起が起こります。
EDでは勃起に関わる神経のどこかが障害を受け、動脈の拡がりが足りずに十分な血液が動脈に流れ込まなくなります。このため勃起するのに時間がかかったり、勃起が十分に続かなかったりします。
EDの原因は
EDの原因は大きく3つに分けることができます (表2) 。
1つ目は「機能的ED」です。これは精神の病気や心因性によるものです。特に心因性EDは日常のちょっとしたことがきっかけで起こります。仕事上のストレスや夫婦間のトラブルなどでも起きます。働き盛りで、子供の教育など家庭での問題も増える30〜50歳代に多くみられます。
2つ目は「器質性ED」です。外性器、血管、神経やホルモンの障害によるものです。最近、注目されている男性更年期障害はこの中に含まれます。
3つ目は「混合型ED」です。糖尿病、高血圧や腎臓病などが原因となり、血管、神経やホルモンが正常に機能しないために起こります。生活習慣病の一種と考えていいでしょう。
正常な勃起には神経と血管が深く関わっています。性的刺激が脳内の勃起中枢を刺激することで、陰茎内にある海綿体の動脈が拡がり血液が流れ込みます。スポンジ状の海綿体は流れ込んだ血液で充満し、陰茎内の血液の圧力によって充血します。これにより下方に垂れていた陰茎は硬く大きくなり、勃起が起こります。
EDでは勃起に関わる神経のどこかが障害を受け、動脈の拡がりが足りずに十分な血液が動脈に流れ込まなくなります。このため勃起するのに時間がかかったり、勃起が十分に続かなかったりします。
EDの原因は
EDの原因は大きく3つに分けることができます (表2) 。
1つ目は「機能的ED」です。これは精神の病気や心因性によるものです。特に心因性EDは日常のちょっとしたことがきっかけで起こります。仕事上のストレスや夫婦間のトラブルなどでも起きます。働き盛りで、子供の教育など家庭での問題も増える30〜50歳代に多くみられます。
2つ目は「器質性ED」です。外性器、血管、神経やホルモンの障害によるものです。最近、注目されている男性更年期障害はこの中に含まれます。
3つ目は「混合型ED」です。糖尿病、高血圧や腎臓病などが原因となり、血管、神経やホルモンが正常に機能しないために起こります。生活習慣病の一種と考えていいでしょう。
食生活も重要
バランスの欠く食生活や運動不足による内臓脂肪型の肥満、飲酒や喫煙なども要因とみられます。
さらにその他の原因として薬剤があります。中枢神経系用薬としては、抗てんかん薬、解熱鎮痛薬、抗うつ薬などがあり、循環器官用薬としては不整脈治療薬、利尿薬、降圧薬、血管拡張薬、動脈硬化用薬、などがあります。鎮咳去痰薬、消化性潰瘍治療薬、糖尿病治療薬も原因となります。
【今回の先生】山形徳洲会病院院長 笹川 五十次(ささがわ・いそじ)
1982年(昭和57年) 富山医科薬科大学(現富山大学) 医学部卒業。86年、同大大学院医学研究科終了、医学博士号取得。山形大学医学部泌尿器科講師などを経て、95年にハワイ大学医学部生殖生物学教室に留学 。04年に山形徳洲会病院副院長、08年から院長を務める。
1982年(昭和57年) 富山医科薬科大学(現富山大学) 医学部卒業。86年、同大大学院医学研究科終了、医学博士号取得。山形大学医学部泌尿器科講師などを経て、95年にハワイ大学医学部生殖生物学教室に留学 。04年に山形徳洲会病院副院長、08年から院長を務める。
